ビストロさいとう
きのうは母の誕生日だったので旦那さんと弟をふくめた4人できょう1日遅れのお祝いをしました。お店は江古田駅近くのビストロさいとう。昨秋の旦那さんの誕生日もここでやりましたが、何を頼んでもおいしいしお店のご夫婦は上品だしわが家からも遠くないしほんとうによいお店です。だいすき。
左・オニオンとマッシュルームのキッシュ。右・鶏レバーとフォアグラのパテ。
生牡蠣と野菜のゼリー寄せ。
前菜盛りあわせ。手前から生ハムのパテ。豚のリエット。田舎風テリーヌ。パンに塗るものをやたら食べました。
左・エスカルゴ。右・弟がお気に入りだった魚介類のサラダ。
殻ごと食べられる大正海老のグリル。
仔羊のロースト。うまく撮れなかった。
鴨のロースト。
ハッピー・バースデー。
笹巻けぬきすし総本店
きょうのお昼は神保町シアターのブログで小津安二郎の行きつけだったと紹介されている笹巻けぬきすし総本店で食べました。お客さんはわたしひとりだったのでのんびり。お寿司は聞いていたとおり塩とお酢がきつめにきかせてあります。冷蔵庫がなかった時代の食べもの。わたしは押し寿司も好きなのでとくに問題なかったですが、正直1,600円は高いので話の種でじゅうぶんかなという感じでした。厨房の小窓から「昭和天皇はきょう死んだんだっけ」という話し声とか、おばあちゃんとお孫さんらしきひとの鼻歌とかが聞こえてきておもしろかった。
コハダ、おぼろ、海老、鯛、玉子がひとつずつとかんぴょうがふたつ。卵とかんぴょうが甘くないのが特徴です。お吸物は鯛のお頭、サービスで焼いたカンパチをつけてくれました。
会社戻るまえにニコライ堂撮ってみた。
「きみがくれた未来」
新年2本目はみゆき座で「きみがくれた未来」。2年前の快作「セブンティーン・アゲイン」の監督バー・スティアーズ×主演ザック・エフロンの再タッグ作。前作ほどではないですがおもしろく観られました。中盤ある尋ねびとが主人公のもとへやってくるあたりで「もしかして大林宣彦のあれか」と思いましたが、ちょっと無理はありつつも最終的にそういう方向へもっていかなかったことをわたしは買いたい。ボストン在住でもないのに弟がレッドソックスのファンなのは父親の不在と関係があり、死後もスタジャンを着て現れるようにかれにとって兄は父親代わりでもあったことがうかがえます。そしてその父性を必死に保とうとする兄の痛々しさはどこかアメリカの姿に重なる。国旗が意味ありげに登場するのも戦死した親友の姿が見えたりするのもそういう意味があるのではないかと勘ぐってしまいました。ザックくんはどしゃぶりの中泥んこになって跳ねまわるシーンがとくに輝いてますが全体にすこしおとなっぽくなった印象。弟役のチャーリー・ターハンくんは目がすでにマッツ・ミケルセンなので将来に期待します。原作の舞台はマサチューセッツ州マーブルヘッドだそうですが撮影はバンクーバーとのこと。港町の幽玄な日暮れどきがうつくしい撮影は「レポゼッション・メン」やダニー・ボイルの新作「127 Hours」も担当しているエンリケ・シャディアック。やはり「レポメン」観なくてはと思いました。
チケット切るときにもらったザックくんのお写真。正直扱いに困ってます。